2006年09月27日

泡沫の夜明け

紺青の空
黒が少し取れ
深い青へと深化していく

空の色でありながら
どこかの海のような懐かしさ

見上げれば
夜明け

深い青は少しずつ
薄くなる

深呼吸すれば
深い海から浮かび上がったように
澄んだ風が
体をめぐる

見上げれば 夜明け
夢と言う名の
深い海からの
帰還のとき

posted by 天羽悠衣 at 06:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

こころだけ

からだをおいて
こころだけ
どこかへいって
しまいたい
よるのかぜがふく
まどべによって
ふとそらをみると
むすうのほし

からだをおいて
こころだけ
ゆめへといって
しまいたい

めをとじて
かぜに
あずけて
こころを
posted by 天羽悠衣 at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

私と わたしと ワタシ

ウタは
思い付くときが


コトバは
思い付くときが
言葉

ワタシは
気の向くときが


カゼは
気の向くままが


ありのままの
そのままが
一番自然なもの

腕時計を外そう

そのままの
ワタシがいる
posted by 天羽悠衣 at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

見納め

さらば
優しい風
さらば
優しい緑
秋にまかれ
風に心を預けた
この場所も
通うことはない
大きく深呼吸して
風を容れて
帰ろう

いつか 風が呼んだときに
いつか また・・・
posted by 天羽悠衣 at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

Higanbana

赤が揺らめく
炎のように

陽炎に映るのは
いつかの記憶

無邪気なあのときには
もう戻れない

夏の燃え残り
最後の一片

記憶の一片も
また、燃え尽きる

posted by 天羽悠衣 at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一本道の迷路

時は止まらない
時は止まれない
振り返れない道の途中。
吹き抜ける風の冷たさは
心の傷にしみていく。

どこへいくのだろう私
どこへいくのだろう私たち
posted by 天羽悠衣 at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

ただ隣に

ただ道端にいるのは
秋だった

ただ風に揺られてるのは
秋だった

ただ葉の先で遊んでるのは
秋だった

ただ窓際に座っているのは
秋だった

ただそこにいるのは

秋だった
posted by 天羽悠衣 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

風の歌

Image0660.jpgさらさらという
音に惹かれて
見上げれば
光を浴びて
風と歌う木

色無き風の
奏でる歌は
透明なまでに
澄んだ歌

一緒に歌う
木の葉でさえも
澄んだ歌を
奏でている
posted by 天羽悠衣 at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

秋想

夏は短く
花火のように
輝き過ぎる

祭の後に
吹く風は
色を奪い
音を静める
夏の片隅
振り向けば


虫の音が
すぐ傍で……
posted by 天羽悠衣 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

風に舞い

風に踊る

心だけ

蝶を追う

帰ってこない

この体へ

風にさらわれ

旅に出る

心だけ・・・
posted by 天羽悠衣 at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

絶唱

夏のかけら残る
交差点の真ん中で
せみの声を聞いた。

甲高く
絞り出すような声で
鳴いていた。

哭いていた。

夏が終わる
夏のかけら残る
今のうちに
鳴いておけと

必死の声が
泣き止んだ時
夏と
せみの命は
きっとひっそり終わるのだろう

コレで最後

最後の一声・・・

posted by 天羽悠衣 at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無音の音

壊れた空調の音が
部屋を満たしている

もう知覚していない
音として

ここは無音
ここは静か

空調と
虫の呟きは
聞こえるけれど

ここは静か
ここは音がしない

ここは夢・・・
posted by 天羽悠衣 at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

交錯

Image0654.jpg雲の輝きは、夏色


吹き込む風は、秋色


季節の交差点に


ふと、心を立たせてみる

posted by 天羽悠衣 at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月14日

秋の夜

虫の音色が
心地いい
今年は夏が
駆け足で終わり
感じる空気は
もう色なき風

澄んだ風と
澄んだ音色は
心をだんだん
鎮めていく

posted by 天羽悠衣 at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

雨の意味

窓が泣いてる
窓が泣いてる

私も泣こうか
紛らすために

泣く窓

あのころの私にとっては
雨とは涙と同義だった

雨とは悲しいもの

ずっとそうだった

でも
雨は恵みだと
ある日、教えてくれた人がいた

その人こそ
私の思い人・・・もう一つの‘かぜ’

このときからかな
雨が降るたびに
違ったまぶしさを意識するようになったのは

緑は
晴れの日も
雨の日も
かがやけるもの

posted by 天羽悠衣 at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 傍にある幸せ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする